1. DoCLASSE
        2. JOURNEY to "j." 24SS Vol.1 アトリエ編

        大人の体を美しく魅せる、
        「立体裁断」という
        最高峰のクリエーション

        2024SSで3シーズン目を迎える「j.」。本物を知る大人の女性たちから、“最高級のリアルクローズ”と称賛される服を作り出す、デザイナー谷川順子のアトリエを訪問。JOURNEY to「j.」シリーズの第一回は、立体裁断から作り出されるクリエーションの背景をクローズアップする。

        Story01
        デザイナー谷川順子と立体裁断

        「立体裁断」とは、人体を模したボディに布をあて、一本一本ピンを打ちながら服を仕上げていく作業のこと。「j.」を率いるデザイナー谷川順子は、その技術を磨くため、ニューヨークへ留学。帰国後、40年以上にわたるデザイナー人生を、立体裁断と共に歩んできた。

        立体裁断が始まると、朝5時にはひとりでアトリエに入り、クリエーションを高めていく。気に入らないところがあれば、何度もピンを打ち直し、パンツならば半身で100本はピンを打つという。「j.」の服は全て、この唯一無二の技術で仕上げられているのだ。

        「立体裁断」とは、人体を模したボディに布をあて、一本一本ピンを打ちながら服を仕上げていく作業のこと。「j.」を率いるデザイナー谷川順子は、その技術を磨くため、ニューヨークへ留学。帰国後、40年以上にわたるデザイナー人生を、立体裁断と共に歩んできた。

        立体裁断が始まると、朝5時にはひとりでアトリエに入り、クリエーションを高めていく。気に入らないところがあれば、何度もピンを打ち直し、パンツならば半身で100本はピンを打つという。「j.」の服は全て、この唯一無二の技術で仕上げられているのだ。

        Story02
        「j.」を代表する
        美脚パンツの誕生

        「体を締め付けないのに、なぜかすっきり見える」と、多くの女性から称賛を集めるパンツは、この立体裁断が生んだ名品のひとつ。

        年齢を重ねるにつれ、女性の体は丸みを帯び、姿勢は前屈みになっていく。「j.」のパンツは、立体裁断による丁寧な手作業で、ウエスト部分と股上にかけて、細かく“ゆるみ”を分散させることで、お腹周りから脚にかけてはほっそりと、また、ヒップ位置は高く、女性の体を美しく見せる視覚効果をもたらしている。

        「体を締め付けないのに、なぜかすっきり見える」と、多くの女性から称賛を集めるパンツは、この立体裁断が生んだ名品のひとつ。

        年齢を重ねるにつれ、女性の体は丸みを帯び、姿勢は前屈みになっていく。「j.」のパンツは、立体裁断による丁寧な手作業で、ウエスト部分と股上にかけて、細かく“ゆるみ”を分散させることで、お腹周りから脚にかけてはほっそりと、また、ヒップ位置は高く、女性の体を美しく見せる視覚効果をもたらしている。

        Story03
        体を美しく見せる
        パターンへのこだわり

        一見、他と変わらないようなシンプルなTシャツも、もちろん、こだわり抜いたパターンによるもの。

        装飾が全くないTシャツを着たとき、首が貧相に見えないようネックラインはやや高めに設定。また、二の腕を細く見せるためにアームホールはやや上げ、背中側の生地を少し出す。「j.」のTシャツには、そんな秘密が隠されている。この細かなパターンも、立体裁断だから作りだせる業なのだ。

        一見、他と変わらないようなシンプルなTシャツも、もちろん、こだわり抜いたパターンによるもの。

        装飾が全くないTシャツを着たとき、首が貧相に見えないようネックラインはやや高めに設定。また、二の腕を細く見せるためにアームホールはやや上げ、背中側の生地を少し出す。「j.」のTシャツには、そんな秘密が隠されている。この細かなパターンも、立体裁断だから作りだせる業なのだ。

        Story04
        最大限の効果をもたらす
        美しいディテール

        立体裁断による服作りは、「オートクチュールの服を作るのと同じ」と谷川順子は言う。クチュールライクなディテールも、「j.」の服を語る上で、避けては通れない。

        “美しさは後ろ姿に出る”という表現があるが、流線的なタックや、後ろ下がりのパターンなど、「j.」の服は、バックスタイルにディテールを施したものが多い。このオートクチュールの服に見られるような美しいディテールもまた、立体裁断が生むクリエーションのひとつである。

        立体裁断による服作りは、「オートクチュールの服を作るのと同じ」と谷川順子は言う。クチュールライクなディテールも、「j.」の服を語る上で、避けては通れない。

        “美しさは後ろ姿に出る”という表現があるが、流線的なタックや、後ろ下がりのパターンなど、「j.」の服は、バックスタイルにディテールを施したものが多い。このオートクチュールの服に見られるような美しいディテールもまた、立体裁断が生むクリエーションのひとつである。

        Story05
        立体裁断を前提にした素材選び

        トワル用のシーチング生地では立体感が出せないときは、本素材を使ってトワルを作ることも多い。

        軽い着心地を実現しつつ、大人の女性の美しさを引き立てる高品質の生地。世界屈指の有名メゾンがこぞって指名する日本のトップクラスの機屋(はたや)をはじめ、世界中からこだわりの生地を探す。

        選び抜いた素材を立体裁断にのせて、オートクチュール服を作るのと同じ情熱で。それが、「j.」のクリエーションの根幹である。

        トワル用のシーチング生地では立体感が出せないときは、本素材を使ってトワルを作ることも多い。

        軽い着心地を実現しつつ、大人の女性の美しさを引き立てる高品質の生地。世界屈指の有名メゾンがこぞって指名する日本のトップクラスの機屋(はたや)をはじめ、世界中からこだわりの生地を探す。

        選び抜いた素材を立体裁断にのせて、オートクチュール服を作るのと同じ情熱で。それが、「j.」のクリエーションの根幹である。

        PICK UP ITEM
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        photography:Yuto Kida

        edit:Yasuko Isobe

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