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フリーのエディター&ライターとして活躍している伊藤真知さん。
長年ファッション雑誌で培った審美眼と等身大の視点は、
「信頼できる服選び」と「わかりやすい着こなしルール」で人気です。
その伊藤さんが、DoCLASSEの数ある服の中から、
何をどう選ぶと自分の納得のいく「似合う服」に最速で辿り着けるのか
――素材、シルエット、デザイン、体型などの悩み……など、
さまざまな視点から紐解く短期4回連載。今回はその第1回です。
Recommend Item vol.01:COAT
“楽しておしゃれ”な一着を
皆さま、初めまして。伊藤真知と申します。私はおもに女性向けのファッション雑誌で企画や構成を考えるエディター、そして記事を書くライターの仕事をしています。
仕事柄、おしゃれのプロでもあるスタイリストさんやヘアメイクさん、そして時にはカメラマンさんからも、お洋服を素敵に着こなすためのヒントを学ぶことも多く、また私自身も多くのお洋服に触れ合う機会も多いので、そこで得た知識を生かし、こちらでコラムを書かせていただくことになりました。
毎日のおしゃれが少しでも楽しいと思えたり、着るだけでちょっと自分に自信が持てるようなお洋服の選び方、コーディネートのアイディアを、全4回にわたってご紹介させていただきたいと思います。
どうか最後までお付き合いいただけるとうれしいです!
では、早速本題に……。
突然ですが、皆さまはコートを買うときの“決め手”とはどんなことでしょうか?
ちなみに私は、20代の頃はトレンド重視、30代に入ると着回し重視、30代の半ばからは上質感やスタイルアップ重視……。そして40代を迎えた頃にはようやく理想のコートが定まってきたのですが、コロナ禍で生活が一変し、今度は動きやすさ重視に。ここしばらく続いたカジュアル化の反動か、今年はまたきれいめなものが気になったりと、結局まだ“これ”という一着に出会えずコート探しの旅が続いています。
いろいろ挑戦してみて思ったのですが、コートはやっぱり毎日を共にするものですし、面積が大きい。そのぶん印象を左右しやすいのでどうしても無難な色やシンプルなデザインに頼りがちですが、それらは“おしゃれに見せる”ためのテクニックが必要になってきます。ただでさえ慌ただしい朝、少しでも時短でいきたいのに、小難しいテクが必要なコート……なんて無理!(笑)。そんな私が辿り着いたのは、いつもの服に羽織るだけでちょっとおしゃれに見えて、気分が上がる、それでいて“飽きずに楽しめる”こんなコートたちでした。
Recommend Coat01
暖かさとすらっと見えが両立する
スタンドカラーコート
カシミヤ混ウールリバーコート/スタンドカラー 税込¥43,890
衿元についたエコレザーベルトの留め具もおしゃれのアクセントになり、ふっと鏡に映ったときにも、なんだか“おしゃれをしている”感が味わえるのもうれしいところ。ちなみに素材はウールがベースのカシミア混で、驚くほどやわらかな肌ざわり。今日は中にタートルニットを入れましたが、直接肌に触れても癒やされるほどの心地よさです。
Recommend Coat02
日常使いしやすい軽さも価格も魅力
“カールボア”コート
カールボアボンディング・フードコート 税込¥14,190
“カールボア”という巻き毛風の質感が特徴のコートですが、このふわふわとした素材感のおかげで黒でも地味に見えません。中はシンプルなタートル+デニムというワンツーコーデでも、表情感のあるコートを羽織ればそれだけでちょっと様見えさせてくれます。
私は身長155cmと小柄なほうですが、大きめのフードが目線アップにもひと役。そして裏地はジャージー素材をボンディング(接着)しているので、何といっても軽い! でもってプライスも1万円台前半と手が届きやすく、毎日に気楽に楽しみたいカジュアルコートとしては理想的な一着です。
Recommend Coat03
さっと羽織ればおしゃれが決まる
チェック柄コート
シャギーウール・チェックロングコート 税込¥42,790
「え?コートでチェック?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。実際、私もそのひとりで、着てみるまでは柄のコートなんて……とハードルが高く感じていましたが、意外と“そうでもない”というのは、このシャギーウールという素材感のおかげもあります。ふわふわとした長い毛足がいい意味でチェックをあいまいにしてくれるというか……柄がきわ立ちすぎないことも、着やすさを後押ししてくれている気がします。
パッと見はブルーが主役ですが、チェックにネイビーが含まれていますし、形そのものは上品なステンカラーなので落ち着いた印象。しっかりと長めのロング丈はどんなボトムともバランスが取りやすく、靴もヒール、ぺたんこ、スニーカー、ブーツと何にでもマッチ。冬場は靴のバリエーションが多く、靴とコートのバランスも難しかったりしますが、その点、こちらは申し分なしです。
決して安い買い物ではないからこそ、どうしても無難なものに手が伸びがちなコートですが、“コート以外はごく普通のものでOK”というコーディネートのしやすさ、そして着ていてちょっと気分が上がるという意味では、こんなひとクセありのコートもおすすめです。いつも同じ印象でつまらない、着こなしがキマらない……そうお悩みの方は、今年はいつもと違った一着にトライしてみると、新しい発見につながるかもしれません。
伊藤真知 / いとうまち
1979年3月生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後フリーのエディター&ライターとして、「LEE」「Marisol」「VERY」「BAILA」といった幅広い女性誌を中心に活躍し、広告やブランドのカタログ製作なども手がける。2017年には著書『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』(講談社刊)を出版したことでも話題に。instagram:@machiito__
出演・構成・文/伊藤真知
撮影/目黒智子
スタイリング/大谷玲奈
ヘア&メイク/遊佐こころ
※クレジット表記のないものはすべて本人私物です。