PICKUP
SEASON
CATEGORY
COLLECTION
STYLE
FEATURE
LOOKBOOK
CAMPAIGN
SALE
NEWS
絞込検索
- 絞込み履歴
-
- カテゴリ 1項目のみ選択可
-
- 該当するカテゴリはございません。
- サイズ 複数選択可
-
- 該当するサイズはございません。
- カラー 1項目のみ選択可
-
- 該当するカラーはございません。
- 価格(税抜)
「信頼できる服選び」と「わかりやすい着こなしルール」で人気の
フリーエディター&ライターの伊藤真知さん。
長年ファッション雑誌で培った審美眼と等身大の視点は、
失敗しない服選びの参考になると評判です。
素材、シルエット、デザイン、体型などの悩み……など、
何をどう選ぶと自分の納得のいく「似合う服」に最速で辿り着けるのか、
さまざまな視点から伊藤さんが紐解く、短期4回連載。
今回は第3回めです。冬の着こなしの参考にしてみてください。
Recommend Item vol.03:BLACK
大人のトレンド服は「黒」が買い!
あまり大きな声では言えませんが、今年は友人とささやかな忘年会をする予定です。といっても私はお酒が飲めないので食事がメイン。小さな子どもがいる友人も多く、どちらかというと日中のほうが気楽に集まれるので、ホテルのレストランなど“ちょっといいところ”でランチくらいのイメージだったりするのですが。
そしてそんな日は、やっぱり少しおしゃれしたいなと思います。仕事柄もありますが、何せふだんがカジュアルな私。デニム+スニーカーも自分らしくて好きなのですが、もうまあまあ大人なのでTPOをわきまえないと(笑)。余談ですが、昔、友人(女子)と仕事帰りに食事に行ったときに、たまたまその日はきれいめな格好をしていたのですが、「なんか今日、素敵じゃない?」ととても喜んでくれたことにびっくり。自分と会うためにおしゃれをしてきてくれるのはうれしいもの、という彼女の(彼氏のような?)発言に、そういうものなのか……と目からウロコだった私。「実は今日、打ち合わせがあってさ」とは口が裂けても言えなかったことを、いまだに鮮明に覚えています。
ともかく、気心知れた友人とはいえ、“人と会う日”に多少なりともおしゃれをすることは、ある意味マナーであり、大事なこと。とくにいつもより少し特別なお出かけには、わかりやすくきれい見えする服があるといいなぁと思うのですが、私のように大のカジュアル派でも気恥ずかしくなく着られて、品のよさを演出できる。なおかつ“一回きり”で終わらない実用性もあって……といえば「黒」! ほんのりトレンド感がありつつ日常使いしやすい、今年はこんなスカートやワンピースに惹かれます。
Recommend BLACK01
計算された2つのプリーツが
華やかさとすっきり見えを両立
ウール調・アコーディオンプリーツスカート
税込¥10,989
いうまでもなく華やかで、女性らしいプリーツスカート。ふだん甘口なスカートはあまりはかない私でもぐっと取り入れやすくなるのが、シックな「黒」の魅力でもあります。黒のロングスカートというとドレッシーなものも多いですが、こちらは名前にもある通り“ウール調”。いわゆるフォーマルウェアのようなツヤっと感ではなく、あたたかみのある微光沢素材なのでニットともカジュアルなブーツとも相性がよく、デイリー使いにぴったりです。
より今年らしいトレンドアイテムに挑戦したい方に
おすすめなのが、
Recommend BLACK02
タートル重ねもほっこりしない
大人のためのジャンパースカート
ニードルメルトン・キーネックワンピース
税込¥14,190
最近、大人ブランドでも人気のジャンパースカート。私も気にはなっていたものの、幼く見えそうで手が出せなかったのですが……これも「黒」ならと挑戦したところ、意外なほどしっくりきました。フェルトのような厚みのある生地は肉感を拾わず、ほどよく細身のシルエットでスマートに見えるのもうれしいところ。加えて前のポケットがアクセントになってくれるので、すとんとしたIラインでも寸胴感はゼロです。細かいところですが、ポケットの位置が高すぎないところも、子どもっぽく見えず、着やすさにひと役買ってくれています。
そして、深くVの切り込みが入ったような“キーネック”も重要なディテール。このVの部分を指で隠すとわかりやすいのですが、首の詰まったワンピースとタートルニットの重ね着ってどうしてもほっこりしがち。でもキーネックのおかげでシャープさが加わり、ちょっと洗練して見えたり、大人っぽく着こなせる気がするんです。
初めての“ジャンスカ”で着こなしに迷うという方は、ぜひ黒多めで。まるで一枚のワンピースを着ているように、でも実は同色のタートルでレイヤードも楽しんでいます、くらいのさりげないトレンド感が安心して、ひいては自信を持って着られるのではないでしょうか。せっかくのお出かけなのに、あれもこれも新しい服でなんだか落ち着かない……なんて勿体ないですから! 流行といっても気張らず、着慣れた服を少しアレンジするくらいの気持ちで楽しむのがおすすめです。
伊藤真知 / いとうまち
1979年3月生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後フリーのエディター&ライターとして、「LEE」「Marisol」「VERY」「BAILA」といった幅広い女性誌を中心に活躍し、広告やブランドのカタログ製作なども手がける。2017年には著書『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』(講談社刊)を出版したことでも話題に。instagram:@machiito__
出演・構成・文/伊藤真知
撮影(人物)/目黒智子
スタイリング/大谷玲奈
ヘア&メイク/遊佐こころ
※クレジット表記のないものはすべて本人私物です。