1. DoCLASSE
  2. STYLING TIPS Vol.10
マイスタイルを完成させるカギとなるのは、
取り入れるだけで印象を更新できる“最旬ピース”。
その一着を、DoCLASSEの注目アイテムから、
ファッションのプロフェッショナルたちがセレクト。
どんなふうに着こなすかを教えてもらいます。
自分に似合うものを熟知したファッションプロならではの審美眼で提案する、
感度の高いスタイリングのコツは、きっと参考になることばかり。
日々の装いをアップデートするヒントを早速チェックしてみてください。
そっと包まれるような軽い着心地とややゆったりめの抜け感シルエットが「今」のバランスで着こなせる、大人キュートなボアフードコート。
驚くほど軽くすっきり着こなせるのに抜群に暖かい、ロングコートでもわずか560gの「体感ゼロ」アウター。
軽くて上品な風合い、ストレッチが効いてもちもちした着心地。発売するたび人気のウール混素材のニット。
1枚仕立てながらふっくらとなめらかなピュアカシミヤウールリバー素材は、ロング丈でも軽い着心地が嬉しい。金ボタンなら品格のあるトラッドに。
ボア素材のフードコートは、リッチでシックなチャコールグレーをセレクト。ボリュームがあるのにほっこりせず、大人の着こなしに馴染みます。さらに、白シャツと黒のニット、そしてほどよく細身なエコレザーのパンツとシャープなアイテムを重ねて、キレよく。デコルテにシルバーのアクセサリーを忍ばせて、肩の力が抜けたカジュアルスタイルを大人の雰囲気に引き寄せてみました。
2枚目に選ぶダウンジャケットなら、パステルカラーとは異なる、ほのかにくすんだライトグリーンが大人向きでおすすめ。ツヤ感も上品で、大袈裟にならず、全身を美しくトーンアップしてくれます。こんなふうにパープルやボルドーを差し込んでもまとまりがよく、色合わせも意外と簡単。膝上まで隠れるロング丈で、暖かさも文句なし。防寒だけでない、美しさを兼ねそろえた優秀アイテムです。
ネイビーとブラウンは大好きな配色。タートルニットとハリのあるスカートでレディな雰囲気に着こなしてみました。タートルネックの後ろにスリットが入っていて、首もとに絶妙なニュアンスが生まれるように。さらに背中にはセンターピンタックが入っていて、すっきりとした印象に。フロントだけウエストにインすれば、前後差のあるシルエットで技いらずでフォルムが決まるんです。
かちっと仕立てられたダブルブレストと、少し細身のシルエット。美しいベージュカラーとゴールドメタルのボタン・・・。このコートを見たら、大好きなトラッドスタイルを楽しみたくなって、今年らしさを加えてアップデートしてみました。赤いカーディガンには白Tシャツを。カジュアルなムードと軽やかさをポイントに。首元にはショートパールをあしらって、少しだけレディな雰囲気にまとめるのもコツ。
望月 律子 Ritsuko Mochizuki
1975年生まれ、スタイリスト。大沼こずえ氏に師事し、約3年間のアシスタントを経て1999年に独立。以来、『Oggi』『Domani』『Precious』などの女性誌をはじめ、広告、カタログ、Webマガジン、ブランド主催のイベントなど活躍の場は多岐にわたる。端正で知的、かつ女性らしさを引き立てるスタイリング理論に定評。2021年にはファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」をスタートし、一般の女性に向けてもコーディネートアドバイスを行っている。著書に『望月律子の STYLING THEORY』(ワニブックス)。
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